「加工技術の妥協なき追求を志し、あらゆる回転物のバランスを適正かつ精密に高め上げる」

産業大国である日本から数多く生み出されていく機器の数々。そんな機器の大多数に組み込まれているのが、 ローラーやプーリー、ローターなどに代表される多種多様な回転体です。回転体がスムーズに動作して安定した性能を発揮する環境は回転体そのものの設計だけでなく、 回転体へのバランス加工によって構築されているといっても過言ではないでしょう。

弊社では昭和53年の創業以来、偏光フィルム製造装置や加工機、塗工機、巻き取り機など幅広い産業機器に組み込まれている回転体のバランス加工を一手に手がけてまいりました。 静止状態で均一な重量バランスとなる静バランス加工はもちろんのこと、回転時に生じるアンバランスを補正する動バランス加工に対しても、 使用回転数や温度変化による素材膨張率などまで多角的に考慮した加工を施しております。

アンバランスが生じさせる負荷や振動、騒音を排除し、安定した動作と製品寿命を高め上げるバランス加工。あまり日の目を見ることのない裏方的存在ではありますが、弊社では従業員一同が加工技術と存在意義に誇りを持ち、日々技術力向上と高精度な加工に邁進しています。

さらなる技術力向上と加工対象物の受け入れ体制拡大のため新工場やNCバランスマシーンも整えた今、バランス加工=芳明工業として名実ともに発展していけるようたゆまぬ努力を続けていく所存ですので、より一層のご支援、ご指導をお願い申し上げます。

芳明工業 野呂龍人